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オキシトシン

産んだらさぁ大変!オキシトシンを制するものは新生児育児を制す!

オキシトシン不足にならないで!
ハッピーな新生児育児を楽しもう♪

妊娠しているお母さんなら誰しも思いますよね。「お腹の中の赤ちゃんに早く会いたいなー」って。
もちろん私も思ってました。
しかし実家の母曰く「出てきたら大変よ、お腹の中にいてくれた方がどれだけ楽だったかって思うから。フフフ」

何この「フフフ」って、お腹の中にずーっといたら話もできないし、小学校にだっていけないじゃない、早く出てきてお話ししたいよー!と思ってました。

でもね、産んでみたらさぁ大変。
新生児育児で今思えばこうしておけばよかったを紹介していきます。

母乳が出ない!
そんな時は赤ちゃんとスキンシップが大事

予定日より1週間も遅れて産まれたうちの長男。やっと会える!と思ったのも束の間、すぐに熱があるので検査します、とのこと。
うちの子他の赤ちゃんと並んで新生児室にいないんです。
NICUの保育器の中で小さな手に点滴入れられてました。

NICUに我が子に会いに行くと、看護婦さんからのキツイ一言
「母乳まだですか?産んですぐ出ませんか?」
これで打ちのめされましたね、夫にすぐに搾乳機を買ってこい!と命じ、入院時は搾乳の毎日。
でもね、そんなに出ないんですよ。トホホ・・・

今思えば赤ちゃんが側にいたり、泣いたり、おっぱいを吸ってくれないとオキシトシンの分泌が弱くて乳が出なかったんだなーと。
しかも、子供のことで頭がいっぱいで入院中あまり寝ていなかった気がします。
あの時はそんなことも考える余裕がなかったので、乳が出ない=母親失格 もうダメだー!

やっとのことで私が少し先に退院し、その後に子供が退院しましたが、この後も母乳にはとても悩まされました。
里帰り出産だったんです。実母がもう絶対こっちで産めと。
「私は母乳で2人の子供を大きくした!」が口ぐせな母。
産まれてすぐに保育器に入った我が孫、お前が母乳で丈夫な体にするんじゃあああああ!!!
もう、すごい気迫でした。(熱は原因不明で特に後遺症とかもないんですよ)
NICUでは哺乳瓶で母乳を飲ませていたせいか直接おっぱいから飲んでくれないんです。
なので搾乳して哺乳瓶を繰り返していると、そんなことではこの子は大きくなれないと赤ちゃんを抱き上げ口を手で開けて私の乳首を咥えさせようと押し付けてくるんです。
赤ちゃんも泣き喚くし、私も泣きたい・・・
これでは落ち着いて授乳ができるわけがない。
お乳をよく出したかったら赤ちゃんと密なスキンシップを取るのがとても大事だと思いました。
おばあちゃんに押し付けられながらの授乳なんてママにも赤ちゃんにも超NG!

よく泣く・夜泣きがすごい
赤ちゃんにもオキシトシンを!

母乳育児でイライラしている母からスキンシップが得られない我が子。昼も夜もよく泣くんです。
これまた母曰く「母乳が足りてないからだ!」
もう泣きたいのはこっちだよ!

赤ちゃんにもオキシトシンの分泌が少なかったのかもしれません。
オキシトシンの分泌が少くて赤ちゃんも幸福感が得られず、不安になったりしてたのかもしれません。
哺乳瓶でも母乳でも優しく抱きしめて赤ちゃんとスキンシップを図れば、ママも赤ちゃんもオキシトシン=幸せホルモンに包まれた穏やかな育児ができると思います。

ちなみにうちの子は足をさすってあげると泣き止みました。
中学生になった今もたまに足をさすって欲しいと言ってきます。
不安なことがあったのかもしれません。
足をさすりながら今日あったことを色々話したりします。
「部活で先輩に注意された」とか「来週試験なんだよねー」とか。
私は「中学生は大変だねー」としか言いません。でもこれでオキシトシンが分泌されて安心できるみたいです。

大きくなってしまうと、抱きしめることは難しいですよね。
そっと手を握って話を聞いてあげる。これだけで十分お互い幸せホルモンに包まれますよ。

夫へのイライラが止まらない!
パパだって赤ちゃんやママの扱い方もビギナーなんです。共感して円満な夫婦関係を!

そんなこんなで実家にいるのは超ストレス!
1ヶ月検診が終わったのと同時に自宅に逃げるように帰ってきました。

さぁ!これで穏やかな育児が始められる!と思ったのも束の間、家に帰ると夫に対してイライラするんです。
赤ちゃんの扱いにもイライラ、夜泣きも無視して寝ているのにイライラ、仕事に行くことにすらイライラ!!
なんでこんなにイライラしてたのでしょうか(笑)

これもオキシトシンの作用で「他者への攻撃性」を強めることがあるのです。
子供への愛情が強くなりすぎて、少しでも育児に非協力的な人を攻撃対象とみなすようです。

このオキシトシンの攻撃性ではなく愛情を強めることによって夫婦関係を円満にする方法があります。
率先して赤ちゃんの面倒を見たり、育休を取得することはパパには難しいですよね。
そこまでしなくても、ママの育児の悩みを聞いてあげるだけでいいんです。
真剣に聞いて、共感し、「よくがんばってるね」とか「いつもありがとう」とか当たり前の感謝の気持ちを言うのでもいいと思います。

ホントちょっとの会話でいいのに、うちはできませんでしたね。
それこそ今思うと、パパだって赤ちゃんの扱い方もママになった奥さんの扱い方もビギナーなんですよね。
パパが話を聞いてくれるようにママからも感謝の気持ちを述べて、互いに共感し合うことが円満な夫婦関係を築く方法かもしれません。
ここで円満な夫婦関係を築いておかないと、後々の生活に大きな支障が出ますよ・・・

産後うつにならないため
寝られないや辛い時には誰かに相談を

こんな新生児育児をしていたせいか、1ヶ月検診で私がひっかかったのです。
1ヶ月で10キロ以上痩せてました。顔色も悪かったみたいです。
よく寝た!という記憶もなく、頭の中にモヤがかかっている状態でした。

出産は最高のデトックス♪と喜んでいられない状況だったようで、私はカウンセリングに行くことに。
カウンセリングと言っても助産師さんに育児の悩みを聞いてもらうぐらいのものでしたが、母乳の悩みや夜眠れない悩みを打ち明けると同時に、なぜか涙がポロポロと・・・
なぜか涙が止まらないんです。
その時の助産師さんからは「お母さんがよく寝れないならミルクでもいいのよ、まずはお母さんがよく寝てリラックスして育児しないとね、大丈夫いつまでもおっぱい飲んでるわけではないから」と言われましたね。
泣くだけ泣いて、大丈夫と言われたら胸の辺りがスーッとした記憶があります。
赤ちゃんと少し離れていただけなのに、帰宅すると胸がツーーンとして母乳がよく出るようになりました。

これは私の経験談であって全ての人に当てはまらないかもしれません。
私の場合はオキシトシンの分泌が少なくて幸せ育児ができていなかったなーと。
せっかく分泌したオキシトシンは夫にイライラ攻撃を仕掛ける始末・・・
そして不安解消のために携帯で情報収集の日々。携帯片手に授乳して夜も眠れずネットサーフィン。
わかっていたけど、不安で携帯が手放せない負のスパイラル状態でした。

とてもハッピーな育児の時間が辛い思い出にならないようにオキシトシンをコントロールして幸せいっぱいの育児をして欲しいと思います。

参考
NHKスペシャルママたちが非常事態!?〜最新科学で迫るニッポンの子育て〜